SDGsと素材の関係性とは?サステナブル素材の種類や選ぶ際に注目するポイントをご紹介!
持続可能な社会の実現に向け、資源の有効活用は大切なテーマの1つです。なかでも、サステナブルな素材は、環境への影響を抑えながら、長期的に利用可能な素材として注目されています。
本記事では、SDGsと素材の関係性やサステナブル素材の種類、選ぶ際に注目するポイントをご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
SDGsと素材の関係性とは?
持続可能な社会の実現に向けて、製造業における資源の有効活用は大切なテーマです。近年では、環境負荷を軽減するために、廃棄物の削減や再利用を重視した生産体制の整備が進んでいます。
企業は、資源の無駄を防ぐための技術開発や、持続可能な原材料の採用を積極的に行わなければなりません。一方で、消費者も長く使える製品を選んだり、不要なものを適切に処分したりするなど、責任ある消費行動を意識する必要があります。
このような取り組みの積み重ねが、持続可能な未来へとつながります。
なお、SDGsの始め方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:SDGsの始め方は5ステップ|SDGsが注目されている理由や始める際のポイントをご紹介!
サステナブル素材とは
サステナブル素材は、環境への影響を抑えながら、長期的に利用可能な素材として近年注目されています。これらの素材は、製造から廃棄に至るまでのライフサイクル全体を通じて、環境保全や社会的責任に配慮したものです。
たとえば、オーガニックコットンは農薬の使用を抑え、土壌や水質の保護に貢献するだけでなく、生産者の労働環境にも配慮した認証制度が設けられています。このように、持続可能な社会の実現に向けた適切な素材の選択が欠かせません。
サステナブル素材の種類
次は、サステナブル素材の種類について解説します。
天然素材
リサイクル素材
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
天然素材
天然素材は、化学物質が含まれておらず、自然界に存在する原材料から作られたものです。そのなかでも、オーガニックコットンやバイオマス素材が注目されています。
オーガニックコットンは、農薬や化学肥料を使用せずに栽培された綿で、土壌や水質汚染のリスクを抑えつつ生産されているため、環境への配慮がなされているのが特徴です。
一方、バイオマス素材は、動植物由来の資源を利用した再生可能な素材であり、製造や廃棄時の二酸化炭素排出量を抑えられるため、持続可能な資源としての活用が広まっています。また、レジ袋やパッケージ素材にもバイオマス由来のものが増えており、消費者の意識も高まっています。
リサイクル素材
リサイクル素材とは、不要になった資源を再利用して、新たな製品として生まれ変わらせたものです。そのなかでも、再生ポリエステル繊維は代表的な存在であり、使用済みのペットボトルや繊維くずなどを原料とするため、廃棄物の削減と資源の有効活用を両立できます。
さらに、新たな石油由来のポリエステルを生産する必要がないため、温室効果ガスの排出抑制にもつながります。
サステナブル素材を使用した企業の取り組み事例3選
次は、サステナブル素材を使用した企業の取り組み事例について紹介します。
UNIQLO(ユニクロ)
People Tree(ピープルツリー)
株式会社ナイキ
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
UNIQLO(ユニクロ)
参考:UNIQLO
「UNIQLO」は、環境負荷を減らすために、不要になったダウン製品を回収して、新たな「リサイクル ダウンジャケット」として再生する活動をしています。このプロジェクトでは、店舗で集めたダウン商品から羽毛を抽出して、100%再利用するため資源の無駄を削減しています。
さらに、生産時のCO2排出量を抑える点でも効果的です。また、リサイクル活動の一環として、一定の条件を満たしたダウン製品の回収時にクーポンを配布するキャンペーンを実施する場合もあります。
People Tree(ピープルツリー)
参考:People Tree
「People Tree(ピープルツリー)」は、30年にわたり持続可能なものづくりを行っており、フェアトレードを軸にしたファッションブランドです。オーガニックコットンなど地域で採れる天然素材を使用して、職人の手仕事による丁寧な仕上げを大切にしています。
この製法により、開発途上国の生産者に安定した収入の機会を提供して、環境負荷の少ない生産体制を支えています。倫理的な消費を促しながら、美しく心地よいファッションを提案するブランドです。
株式会社ナイキ
参考:株式会社ナイキ
「ナイキ」は、環境負荷を低減するために、持続可能な素材の活用を推進しているスポーツブランドです。たとえば、スニーカーのソール部分には、リサイクル素材を50%以上使用しており、廃棄物の削減に貢献しています。
また、「Nike Flyleather」は、廃棄予定の革くずを再利用して作られた素材を50%以上含むスニーカーで、製造時の二酸化炭素排出量を抑えているのが特徴です。さらに、製造過程では100%再生可能エネルギーを使用して、サプライチェーン全体でのCO2削減にも取り組んでいます。
なお、SDGsに配慮した商品例については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:SDGsに配慮した商品例15選|商品についているマークの種類やよくある質問をご紹介!
サステナブル素材を選ぶ際に注目するポイント
サステナブル素材を活用して衣服や雑貨を製作する際は、製作を依頼する企業の方針や取り組みを事前に把握しておきましょう。企業の公式サイトには、商品情報だけでなく、環境負荷軽減に向けた施策や経営方針が掲載されています。
その内容を確認して、自社や自身のサステナビリティへの考え方と一致しているかを確認することが大切です。適切なパートナーを選ぶと、持続可能な製品づくりが実現でき、よりよい社会の実現に貢献できます。
サステナブル素材でおすすめの「めぐる、手漉紙。」のご紹介
参考:めぐる、手漉紙。
次は、サステナブル素材でおすすめの「めぐる、手漉紙。」について紹介します。
サービスの概要
サービスの特徴
活用イメージ
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
サービスの概要
「めぐる、手漉紙。」は、製造過程で生じる廃材を活用して、紙として新たな価値を生み出す取り組みを行っています。この紙は、企業や製品の物語をそのまま受け継ぎ、名刺やパンフレット、タグ、ポストカードなど、多用途にわたるアイテムとして活用が可能です。
また、廃材から生まれる手漉き紙には、製品の背景に込められた理念や思いが刻まれており、単なる素材以上の意義を持ちます。「めぐる、手漉紙。」は、企業の姿勢や価値観を象徴し、ほかにはない独自性をもつツールとして、企業活動を支えています。
サービスの特徴
「めぐる、手漉紙。」のサービスの特徴は、以下のとおりです。
自社の廃材を、自社で使う紙に
工場のデニム廃材や木くず、オフィスの使用済み紙類を手漉きの紙にアップサイクルする。名刺や会社案内など、物語性のある製品として形を変え、利用価値を高める
2つとない手漉きならではの風合い
紙は国内の障がい者施設で手漉きで製造され、廃材の個性を活かした唯一無二の風合いを実現する
SDGsへの貢献
SDGsの「働きがいと経済成長」「不平等の削減」「つくる責任・つかう責任」に貢献する
取り組みを営業、広報PRに
サステナブルで環境配慮型の取り組みとして、営業活動や広報PRを通じて発信し、企業ブランディングや顧客との関係性向上に役立つ
made in japanの紙
アップサイクル工程は国内で完結し、障がい者施設を巡る形で進められている。
活用イメージ
「めぐる、手漉紙。」の活用イメージは、以下のとおりです。
会話が弾む印象的な名刺として、ビジネスシーンでの第一印象を強化する
商品コンセプトや企業姿勢をさりげなく伝えるタグとして、製品の価値を引き立てる
温かみのあるポストカードとして、顧客との関係を深め、リピート促進に貢献する
企業の理念や姿勢を効果的に伝える会社紹介や商品紹介用のパンフレットに活用できる
雰囲気を演出するこだわりのコースターとして、ブランドイメージを強調する
企業の姿勢をさりげなく伝える封筒として、日常のやり取りを上品に演出する
sdgs素材でよくある3つの質問
最後に、sdgs素材でよくある質問について紹介します。
質問1.サステナブル素材を活用するコツは?
質問2.アップサイクルとは?
質問3.サステナブル素材のデメリットは?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.サステナブル素材を活用するコツは?
サステナブル素材を活用したグッズを効果的に制作するには、専門知識を持つ制作会社との連携が大切です。環境に優しい素材には多様な種類があり、それぞれ適した用途が異なるため、最適な選択には経験と知識が求められます。
制作を依頼する際は、取り扱う素材の選択肢の豊富さや、環境負荷低減への取り組みも確認しましょう。また、企画からデザイン、素材選定までトータルでサポートしてくれる会社を選べば、スムーズに魅力的なグッズを生み出せます。
質問2.アップサイクルとは?
アップサイクルは、不要とされた素材に新たな価値を与え、別の製品へと生まれ変わらせる取り組みです。リサイクルが素材を分解・再加工するのに対して、アップサイクルは形を活かしながら再構築する点が特徴です。
たとえば、古くなったデニムをバッグへとリメイクしたり、役目を終えたホテルのリネンを衣類に変えたりする事例があります。また、革の加工過程で生じる床革を利用して、独特の風合いを持つ製品を生み出す試みも進められています。
質問3.サステナブル素材のデメリットは?
サステナブル素材は、特性上、生産や加工に時間と労力を要するケースが少なくありません。たとえば、オーガニックコットンは農薬を使用しないため、害虫対策や雑草の管理を手作業で行わなければなりません。
また、リサイクル素材を活用する場合、一度廃棄物を分別して、再加工する工程が含まれるため、通常の素材よりも手間がかかります。その結果、製造コストが高くなり、最終的に製品価格にも影響を与えかねません。
しかし、サステナブル素材は現在も研究が進められており、技術革新によって生産効率の向上が期待されています。今後、多くの企業がこの素材を採用すれば、需要の拡大とともにコスト削減が実現でき、より多くの消費者にとって手に取りやすい価格帯で提供されるようになります。
まとめ
本記事では、SDGsと素材の関係性やサステナブル素材の種類、選ぶ際に注目するポイントをご紹介しました。
持続可能な社会の実現に向けて、企業は資源の無駄を防ぐための技術開発や、持続可能な原材料の採用を積極的に行わなければなりません。消費者も長く使える製品を選んだり、不要なものを適切に処分したりするなど、責任ある消費行動を意識する必要があります。
そのなかでも、サステナブル素材は、製造から廃棄に至るまでのライフサイクル全体を通じて、環境保全や社会的責任に配慮したものです。この素材の種類としては、自然界に存在する原材料から作られた天然素材や、不要になった資源を再利用したリサイクル素材があります。
また、さまざまな企業でサステナブル素材を使用した取り組みが実施されています。サステナブル素材を活用して衣服や雑貨を製作する際は、製作を依頼する企業の方針や取り組みを事前に把握しておきましょう。
なお、「有限会社 コトブキ印刷」では、さまざまな廃材や素材で手漉き紙を使った名刺を制作しています。手漉き紙に触れてみたい方のために、14種類をセットにしたお試しセットもご用意しています。⇒ 「めぐる、手漉紙。」 お試しセット全14種はこちら